創造的なオフィス空間

一般に、ドイツでは少人数の個室で執務するスタイルが普通だが、ここLACでは20~40人が一緒に働く大空間型になっており、社員相互のコミュニケーション活性化が期待されている。

その一方で、ウィンターガーデンとの位置関係や家具類を用いたり、最上階で吹き抜けを用いたテラス状部分を設けるなどで、空間を適宜分節して、領域性と活発な情報交流を両立させている。

執務空間は、その環境面でも優れている。ウィンターガーデンやダブルスキンファサードなどの緩衝空間を経由することで大幅に緩和される外部からの熱や騒音などは、さらに日除けロールスクリーンで個別にコントロールできる。なお冷暖房は、躯体内に冷温水(冬季28~30℃、夏季18℃)を流す輻射冷暖房方式を採用している。

写真:LACの最上階執務室
LACの最上階執務室

写真:LACの執務室をウィンターガーデンから見た場合
LACの執務室をウィンターガーデンから見る