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環境配慮への強い意志と技術
──NEC玉川のエネルギー思想


図1:環境マネジメントサイクル

図2:ライフサイクルCO2の削減
図3:1次エネルギー削減効果
図4:水資源の有効利用

エアフローウィンドウ詳細図
(pdf形式。63kbyte)

エアフローウィンドウ写真

環境マネジメントサイクルの具体的な展開
NEC玉川ルネッサンスシティは、「環境マネジメントサイクル」(図1)構想に基づき、ライフサイクル全体を通した本格的なエコロジ−ビルを目指し、「建物の長寿命化」「省エネルギ−」「エコマテリアルの採用」を3本の柱とする計画を推進し、ライフサイクルCO2排出量35%以上削減を図った。(図2)

建物の長寿命化
本計画では長寿命化対策として、Y型ダンパーを採用して建築物そのものの耐久性を向上させるとともに、建物機能の陳腐化を防ぐため、部分更新や将来の拡張に充分適用できる計画としている。

省エネルギ−計画
45%の節水を可能とした水資源の有効活用(図4)、建物の高断熱化と基準階事務室窓へのエアフロ−ウインドの採用、外気冷房システム、フリ−ク−リングシステム、基準階事務室に採用された連続調光システムと昼光・人感センサ−などの様々な環境配慮手法により、削減される1次エネルギ−消費量を約40%削減する効果が見込まれる。(図3)

エコマテリアル
コスト、デザイン、知恵・工夫という3つの観点から検討を十分行った上で、リサイクル可能な材料や廃材再利用材料などのエコマテリアルの採用を決定していった。

クライアントのリーダーシップ
こうした当プロジェクトでの環境配慮の達成を可能としたのは、クライアントの先見的なリーダーシップであった。

浜田明彦(日建設計)



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