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21世紀を見据えて──NEC玉川ルネッサンスシティI | |||
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このプロジェクトでは、世界をリードする先端技術をもつ代表的な日本企業のソフト開発部門の“頭脳センター”にふさわしい建物整備と、地球環境に対する負荷を最小限に抑える活動を開始したNECの“環境コンセプト”達成が、建築家に求められた。
敷地の約2/3を公開空地とした“緑と水の景観”の創出、地下躯体の最小限化、日射遮蔽と全室自然採光を考慮した配棟計画とコア配置、外壁高断熱化・連続調光システム・コージェネレーション・外気冷房など、さまざまなシステムを採用し、一般のビルに比べて、建物の全生涯を通した運用エネルギーを40%、ライフサイクルCO2を35%、削減する期待ができるものとなった。 また、当プロジェクトでは、クライアントの先見的なリーダーシップのもとに、プロジェクトに関わった約1万人に工事のみならず、各自のライフスタイルにまでエコ意識を芽ばえさせた。さらに、NECは昨年3月に、当玉川ルネッサンスシティの具体的なコンセプトが自社製品にまで逆輸入されたとも言える形で、企業活動全体を通して排出されるCO2を量的に把握する手法を発表した。 浜田明彦(日建設計) |
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