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「呼吸する光の壁」の為のカーテンウォール技術の助走


「呼吸する光の壁」矩形図(pdf 104kB)

建築は技術の「組合わせ」「組立て」から成立しており、そのポイントは実績を携える人間関係であろう。したがって、この技術・人ネットワークの構築と円滑な運用が建築完成の良否を左右する。

「オールガラス建築」について各関係者の賛同を受けたことと、指導官庁に「階高分一枚ガラス」で可能の了承を得たことで、技術目標である「呼吸する光の壁」が理想に近い形で成立する保証が出来た。

幸運な事に、この現場では、関係業界の先進の技術と、経験がある人・ネットワークにも恵まれた。技術的には、DPG構法類の広範囲な普及、リブガラス工法の耐風・耐震解析の一般化、弾性接着剤の進歩と力学的解析法の確立等、近年急進展した構造的ガラス構法の豊富な実績に助けられた。

横田暉生(横田外装研究室)



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