景色が透過する─PFG構法
基準階の執務室が日常の省エネルギー性を優先して壁・開口部のバランスが取られているのに比して、食堂や会議スペース等の低層階の共用スペースを極力開放的な空間とするために採用されたのが、PFG(Piece Frame Glazing )構法である。
目線の高さの部分にサッシがないため、視線が遮られず外部への眺望が確保されている。躯体との取合い部をすっきりと見せるためのディテールも工夫されている。なお、熱負荷対策として、食堂同様に電動ロールブラインドが取付られている。