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No. 91

2005

特集:オーストリアのガラス建築


Graz(グラーツ)

Medizinische Universitaet Graz : Zentrum fuer Medizinische Grundlagenforschung
(グラーツ医科大学・医学基礎研究センター)

医学専門図書館や研究室を備えた研究施設。

長さ100メートルにおよぶ長い建物の外周りは全てガラス張りとなっている。これは、耐久性の高いガラスが外断熱された外壁を守るための「皮膚」として最適だという理由とともに、軽さと透明性、そして鋭さを与えるという設計者の意図によるものである。目透かし張りで取り付けられているガラスは、半透明に加工された単板強化ガラスで、建物の表層に深みを与え、光の状況に応じて様々に魅力的な表情を見せてくれる。

ファサード詳細図面(pdf:168kb)

Architect : Croce-Klug-Kopper
Adress : Stiftingtalstrase 24 8010 Graz
Build : 2003

右上:影が2重に映る半透明ガラスの外壁。
中左:本館と図書館の間。
中右:コントロールされた自然光が入る図書館。
下:たいへん細長い外観全景。壁から突き出ている箱状のものは喫煙スペース。