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Future
未来をつくる/Werner Sobek Ingenieure

ガラスに埋め込む金属などの各種補強メッシュ
20mスパンのガラスアーチ
フレームレスのガラスドーム
Photos by WSI
新素材とガラス構造体の研究
ゾーベック事務所は新素材の研究開発にも積極的に取り組んでいる。

まず、構造のスリム化の限界に挑戦するシステムとして、たとえば変形させたい部分や応力が集中する部分に、動的に変化する応力に対応したエネルギーを導入してバランスさせる応力制御システムがある。

建築内外の物理的環境条件に応じて可変的に適応させ、内部の居住者に快適性もたらす非常に軽量な織物素材や調光ガラスの開発にも取り組んでいる。

構造用の補強ガラスの分野では、従来のガラスを超えた高性能ガラスの実現をめざし、様々な補強素材との組み合わせが試験されている。

ガラス構造システムも挙げられる。10mと20mのスパンのガラスのみから構成されるアーチや、直径約10mのガラスドームもルチオ・ブランディーニとの協働で試作している。

(概要文責 編集部)