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薄明のガラス
──その多様性と可能性

イザローンのオフィス写真
イザローンのオフィス/マーティン・シュロット/2001/イザローン/ドイツ
Photo by Ikeuchi Seiji
イザローンのオフィスディテール
イザローンのオフィス・外装ガラスのクローズアップ
複層内部に仕込まれた三日月状の反射ルーバー

3)
機能と表現の両立(組み合せる)
透明なガラス素材は、さまざまな素材と組み合わせて、新たな機能と半透明の表現を実現できる。複層ガラスの中空スペースを利用したり、合わせガラスを一体化して補強し紫外線をカットして耐久性を向上したりする。
(1)光拡散体の封入
厚さのある断熱材を複層ガラスの中空層に封入する方法が、ドイツを中心に普及している。国内でもプロフィリットに組込んだ日本科学未来館や、ガラス繊維の不織布などを封入した複層ガラスが実用化している。
(2)光遮蔽体の封入
さらなる日射遮蔽のレベル向上のためには、ガラス被膜にはさまざまな遮蔽体が必要で、それが新しいファサードの表情をうみだすだろう。
(池内清治/概要文責 編集部)