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遮るチューブ


5階スラブ面に使われたパイロストップ
photos by Iwata Hideaki

チューブの防災面については、日本建築センターの防災性能評定を受けて旧建築基準法第38条による大臣認定が取得された。

認定にあたっては、各場所について、置かれる可燃物量の算定と考えうる火災や避難の状況を想定し、それに対応できる区画性能をもつチューブとすべく、耐火仕様と使用材を選定した。

各階の設定仕様や使用材料については、断面図と下表を参照されたい。

場所耐火仕様ガラス仕様
1階:エントランス
   オープンスクェア
5・6階:ギャラリー
標準火源No.1
(火災荷重5kg以下)
防火ガラス(網入 or 耐熱強化ガラス
2階:情報レファレンス
   情報アクセスコーナー
7階:オフィス等
盛期火災30分
(火災荷重26〜28kg)
防火ガラス(網入 or 耐熱強化ガラス
3・4階:図書館 盛期火災60分
(火災荷重55kg)
60分遮熱防耐火ガラス
避難階段部
(1・2階および5〜7階)
30分遮熱防耐火ガラス
避難階段部(3・4階) 60分遮熱防耐火ガラス
3階床と5階床スラブ部分 遮熱防耐火ガラス


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