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"Minimal" aesthetics
ミニマムの美学:R128

R128夜景
Photo by Roland Halbe, Stuttgart
R128平断面図(pdf:36kb
ミニマムを求めて
現代建築の方向性の一つは、極限まで簡素であることだ。

このミニマム実現のためには、構造家としての高い能力だけでなく、デザイナーや環境設計者となりえる能力、そしてエコロジカルな思想家であることが求められる。
ここでは、それを実現したゾーベック事務所の作品群を紹介する。

現代のガラスハウス──ゾーベック自邸
シュツットガルトの緑多い急斜面に建てられたゾーベック自邸・R128は、ガラスハウスでありながら、快適性とエコロジー性も確保できている希有な例である。

建物はほぼ正方形平面の4層で、キッチンとダイニングのある最上階からアプローチし、3層目に居間スペース、2層目に就寝スペース、1層目にワークショップと機械室が配置されている。

シンプルで美しい斜材によって補強された鉄骨構造の部材は、原則として差し込み・ネジ止めによる固定方法を採用しているため、完全リユースが可能である。

(文責 編集部)