フォルケンローダ修道院・回廊内観 Photo by Satake Kunihiko |
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● | 人間−自然−技術」を考え、体感させる回廊
回廊のファサードでは、2枚のガラスの間に、スプーン、電球、石、布などが挟まれている。実はこれらは「人間−自然−技術」という万博のテーマを具現化したもので、一方は自然界で取れるもの──炭、イグサ、竹、輪切りの木材など──が、もう一方は技術から由来するもの──歯車、茶こし、ホース、使い捨てライターなど──が挟まれているのだ。
このファサードは、現代世界の課題を我々に考えさせると共に空間に彩りを与えている。 |
● | ジンテーゼとしての空間
この「キリストの部屋」と「回廊」の2つの空間は、全く性質が異なっているが、テーマは同じであり、弁証法的な統合(ジンテーゼ)を象徴している。
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