フォルケンローダ修道院「キリストの部屋」内観 Photo by Satake Kunihiko |
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● | 魂を休める場・感覚を生み出す建築
建築全体の構成は、24m四方の正方形の「キリストの部屋」と広場が設けられ、それら全体の周囲を回廊がめぐっているという簡素なものであるが、静謐な空間をつくっている。
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● | スチールとガラス──持続可能なシステムをつくる
この建築を構成する主要な素材は、スチール・コンクリート・ガラス・大理石・木材だが、スチールとガラスの果たす役割は大きい。これは、万博の他の建築と異なって使い捨てであることを拒否し、生き続ける建築であろうとしたことによる。すなわち、建物全体が解体・移設・再組立が円滑に行われるように、造られているのである。
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● | 静穏で豊かな光あふれる方形空間
24m四方・高さ18mの「キリストの部屋」は、シンプルだが豊かな光の演出がなされた空間である。
9つのトップライトから線状の光が射し込むことに加え、大理石とガラスを貼り合わせたパネル製の外皮を通過してくる多様な彩りをもった光が、簡素で静穏な空間を複雑・豊壌な空間にしている。
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