新たな展開をみせるベルリンのガラス建築──その背景と技術


ソニーセンターフォーラムから地下映画館へ光を導く 金物でジョイントされた水平ガラスフィン
Photo by Ikeuchi Seiji
ベルリンのガラスファサードシステム
ガラス構法――グレージングシステム
ストラクチャルグレージング
透明感を高めるためフレームレス化やサッシ・ガラスの面一化が進んでいる。複層ガラスでは紫外線に強いシリコーンタイプが増えている。接着のみでは脱落が心配なためソニーセンターのようにガラスエッジを傾斜加工したり、ハーレンジーシュトラーセビルのようにピース金物が付けられる
DPG構法
DPG構法はドイツでも花盛りで、単板ではソニーセンターのウインターガーデンや外務省など、複層ガラスではフランクフルト空港の長距離列車駅やケルン・ボン空港新ターミナルなどにみられる
ガラスフィン構法
開口部の透明感を高める構法としてソニーセンターで特に目立つ構法で、基本的にはスティフナーガラス構法と同じだが、強化ガラスが多様に使われている
日本でもNEC玉川ルネッサンスシティのキャノピーなどが竣工している
ガラストップライト
ドイツの建物の構法では、アーチやテンションをうまく使ってフレームを細く軽快にしている点が見事である。DG銀行、ドイツ銀行、ソニーセンターなどがその実例である
(概要文責 編集部)


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