新たな展開をみせるベルリンのガラス建築──その背景と技術


フランクフルト空港長距離列車ターミナル DPG遮熱Low-E複層ガラスで覆うドーム駅 フレームレスの開閉機構がサイドとトップにある
Photo by Ikeuchi Seiji
ガラス建築の可能性は無限
 

ベルリンでの世界中の建築家によるガラス建築の競演の評価や影響力はまだ計りきれない

RWE本社ビルの設計者インゲンホーヘンは「ガラス技術で建築デザインはこの2〜3年革新的に進歩した。…ミースが描いた夢を真の意味でやっと実現でき、さらにガラス建築の可能性は無限である。この可能性が設計者を惹きつけるのだ。」という

日本の透明建築も世界的にその繊細さなどが注目されており、Low-E複層ガラスも普及し始め、エアフローウィンドーやダブルスキンの試みも始まっている

しかし、力尽くで空調を利かせているのがまだ一般的で、省エネルギー上も快適性の点でも課題が大きく、ベルリンのガラス建築に学ぶべき点は多い


池内清治
いけうち せいじ
1945年鳥取県生まれ
日本板硝子 建築硝子部 技術部長
主に建築用板ガラスやガラス構法の商品企画・開発推進・市場開発などを担当
(概要文責 編集部)


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