自由に、自然に、自立する設備


設備配管をうまく配置した南側外観
Photo by Aoki Tsukasa
電気設備計画

展示エリアでは展示物設置時や更新時の電源と配電ルートの確保に留意し、実験・研究エリアでは電源信頼性の向上とモジュール化による電源管理の簡易化および拡張性の確保に重点をおいた。
また、太陽光自動追尾設備や風力発電装置などにより自然エネルギーを積極的に導入し、そのことが視覚的にわかるようなシステムの構築を行った。

機械設備計画
●空調設備
展示スペース床下には、冷・温水・ドレン取出口が6mスパンで用意され、展示の入れ替えに容易に対応できる。天井高が高いため、居住域空調を採用しエネルギー消費量とランニングコストの低減を図っている。
また、研究室も1スパン毎に完結し必要に応じて2〜3スパンを連結して使用できるようにした。

●衛生設備
展示スペースと研究室のフレキシビリティーを確保するために空調と同様とした。展示スペースの床下には給・排水取出し口が6mスパンに用意され、研究室では1スパン毎に給水・給湯・実験排水管等が用意されている。
パブリック用の洗面器では、強化ガラスを用いたユニバーサルデザインにチャレンジした。

小玉 敦・織間 正行 (久米設計)

(概要文責 編集部)


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