光技術革新センターInnovationszentrum Photonik

形・光・色の乱舞する建築


外観
左側が実験棟で右側が研究開発棟
Photo by Aoki Tsukasa
工業・研究開発団地のアミーバ
旧東ベルリン南東端のハイテク工業・研究開発団地WISTA(Wissenschafts und Wirtschaftsstandort in Berlin Adlershof:ベルリン・アードラースホーフの研究・産業都市)の一環として建てられた、光学・光学電子技術など光に関る技術開発のための施設である。平屋の小さめの実験棟と、3階建の大きめの研究棟の2つのアミーバ状平面の建物からなる。


研究開発棟内観
Photo by Aoki Tsukasa
色鮮やかなダブルスキン
研究開発棟では、断熱性能を確保し、必要に応じて日射遮蔽と自然換気ができるように、エントランスホール部分以外の外周は全てダブルスキンとされている。このダブルスキンは、2本の穴あきRC柱で挟まれ3層が上下につながった排気シャフト機能を果たす部分と、その左右の各層ごとに区画された吸気部分の組み合わせからなる。
ダブルスキンの内外部の間隔は約80cmで、外側ファサードに接する形で色鮮やかなブラインドが仕込まれている。外側ファサードは各層下部に高さ30ミリの吸気スロットが設けられ、内側ファサードはLow-E複層ガラスの上げ下げ窓で、必要に応じて自然換気が簡単にできる。
光技術革新センターデータ
(概要文責 編集部)


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