個室化の試みと課題──世田谷区立芦花ホーム

大原隆徳
世田谷区立特別養護老人ホーム芦花ホーム



世田谷区立芦花ホーム外観
photo:世田谷区立芦花ホーム
芦花ホームは、世田谷区立の第1番目の特別養護老人ホームで、世田谷区の委託を受け、区立の社会福祉法人である世田谷区社会福祉事業団が運営している
芦花ホームの特徴は、半円形の食堂を中心に、コの字形に20床の居室、介護ステーション、浴室、身体障害者用トイレ、汚物処理室、介護材料室、談話コーナーが設置されているクラスター(房)方式である

芦花ホームの居室は、個室、2,3,4人室とあり、このうち個室が30室である。個室にはベッド、床頭台、収納棚の他、ユニットのトイレ、洗面所が設備され、入所者のプライバシーを尊重するという利点をもっている
しかし、介護側からの課題として、部屋の中が死角となるという点や、利用者によっては痴呆症状のため居室内で不健康な行動をしてしまう可能性があること、自分の部屋の認識がなく他人の部屋に入り込んでしまう、介護に多くのマンパワーを必要とするなどの問題点がある

特別養護老人ホームという施設が果たすべき役割を損なう事なく、そこで生活する方の生活を、プライバシーの保護も含めより一層豊かにして行くことが、行政や現場の責務といえる

(概要文責 編集部)

世田谷区立芦花ホームデータ


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