光と風の中で出会いを


エントランスアトリウム内観
Photo by Aoki Tsukasa
開かれた建築を

20世紀は、社会・宗教・国境・性差等あらゆる境界の開放が行われた時代であった。建築の世界で開放を可能としたのはガラスという魅力的な材料であり、日本科学未来館では透明な皮膜として、内部の動きを外部に伝える役割を担った。

この連続感を強調するため、外皮を支える柱の室内側を列柱形状とし、水平ルーバー梁から出されたミニマム形状の金属ボックスにガラススキンを支えさせた透明度の高いカーテンウォールが実現した。

人々が集まり、変化する“開かれた”建築が、ここにその可能性を試されようとしている。


(概要文責 編集部)


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