GSW本社Erweiterung GSW-Hauptverwaltung

「翼」をもった建築

自然の風向きと日射による温度差を利用
「Slice」は、東側と西側で全く表情が異なり、ベルリンで多い北東からの風と日射による空気の温度差を利用して、自然換気ができる。
「インテリジェント」なダブルスキンの構成
西側ファサードのダブルスキンの間に、暖色系に塗られた縦形可動ルーバーが吊り下げられ、必要に応じて西陽を遮る。内側ファサードは外倒し窓で、東側の窓と組み合わて、自然の通風が可能である。
ダブルスキンの内部の熱気は、煙突効果に加え、屋上の「翼」が作り出す負圧が空気を吸い出す形で排出される。
ファサードのガラス構成
西側ファサードでは、外側は強化ガラス、内側はLow-E複層ガラス(熱貫流率1.4W/m2K)となっている。東側ファサードは、間隔30cmのブラインド組み込みダブルスキンで、外側は強化ガラスまたはガラリ、内側はLow-E複層ガラス(熱貫流率1.2〜1.3W/m2K)の内倒し窓である。
GSW本社データ
概要文責 編集部


前ページへ  次ページへ


断面詳細図。矢印は空気の流れを示す
資料提供:Sauerbruch Hutton Architekten, Berlin

目次に戻るTOPに戻る
ご購読ご感想バックナンバーリスト日本板硝子ホームページ


提供:日本板硝子株式会社