篠原ケアプラザ+篠原地区センター平面図
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室名 1.事務室 2.相談室 3.デイルーム 4.休養室 5.給食室 6.浴室
機能分類 部分
部分
| 従来ケアプラザは特別養護老人ホーム等に併設されていたが、配置基準が地区センターの基準と重なるため、複合化が進められつつある 複合化について施設側からは、施設構成と管理・運営形態のズレによる不便さおよび核家族世代の子供や若者がお年寄りへの接し方を学べるという利点が指摘された 一方、建築家は「複合化」という課題に対し「視覚的なつながり」によって両者をつなぎ、交流の機会を増やすことを意図しているようだ しかし、現状ではどの施設でもイベントを除いては利用者間の交流はほとんどない 4人に1人が高齢者という時代を迎えるのに、高齢者福祉施設にはまだ特定の人のものというイメージがある。このような心理的障壁がある限り建築の「透明性」は成り立ちえない しかし、今後、施設数・介護職員の充実によってお年寄りの来訪が自由になり、デイサービスのプログラムが多様化すれば、地区センターとの接点が増え心理的障壁も取り除けるだろう。 その意味では今回の建築家の試みは10年後を見越したものと言えるかもしれない
複合化は福祉と地域の垣根を取り払う絶好の機会であり、今後とも継続するべきだ。ただし、障壁の存在を十分考慮した上で、将来のより自由な利用を想定した建築的配慮が望まれる
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