住民参加による福祉のまちづくり──鷹巣町の老人福祉行政の概要

鷹巣町(高齢福祉係)


鷹巣町のホームヘルパー数の推移
常勤登録/家事型介護型併用型
1991年707/___84
1992年91322___118
1993年181230___168
1994年2120415612824208
1995年2327506015444258
1996年2427517521730322
現状
秋田県北部の鷹巣町は、古くからの交通の要所で、国・県の出先機関等も多く置かれ、北秋田の中心地として発展してきた
しかし、人口は22,843人と人口減少が続くと共に高齢化も進行し、65歳以上の高齢者の割合は、人口の22.9%となっている。高齢者介護は、家族介護のみに任せておける問題ではなく、地域で、さらには社会全体で、解決していく課題となった

そこで、町では、ホームヘルパーの増員、24時間対応等、在宅福祉サービスを中心に施策を拡充し、これに伴い利用者も増加してきた

考え方
鷹巣町では、住民が「いつでも、どこでも、だれでも受けられるサービス」を整えることを目指し、24時間巡回型の在宅福祉サービスに加え、老人保健施設・短期入所施設・デイサービスセンター等が1つに合築された施設の整備と、町内7小学校区にデイサービスを行える施設を整備しようとしている

これらの施策を真に住民サイドに立ったものとする手法は、住民参加によるほかない
そのため、住民と行政が共同作業でまちづくりを進めてきた。この方式は、従来の行政の進め方より時間がかかるが、行政に住民が参加することで、住民の意志が反映され、反面責任を持つこととなる
長い目で見ればこの手法によってのみ、地方自治全般の政策が円滑につくられていくのではないだろうか

(概要文責 編集部)

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